世界の平和大使運動

第4回鮮鶴平和賞の授賞式盛大に 国連潘基文前事務総長ら記念メダル授与

平和構築に貢献した個人や団体を表彰する「第4回鮮鶴平和賞」授賞式が2020年2月5日、韓国の国際展示場「KINTEX」で開かれている「ワールドサミット2020」の中で行われ、今年の受賞者であるセネガル共和国のマッキー・サル大統領とキリスト教ルーテル世界連盟のムニブ・ユナン元議長に記念メダルなどが授与されました。

今回の授賞式は、UPF創設者である文鮮明総裁の生誕100周年を記念して「創設者特別賞」も設けられ、潘基文(パン・ギムン)国連前事務総長が受賞しました。

受賞者スピーチを行った潘氏は「世界では多国間の協力が非常に重要になっているが、自国優先主義が広がり、人権が脅かされている」と指摘。そのうえで、環境問題がますます深刻化している現状に触れ、「このような挑戦を乗り越えるためには、世界市民のパートナーシップ拡大と協力を推進しなければならない」と訴えました。

また潘氏は「いま私は国連事務総長ではないが、国連でやっていた活動を持続しつつ、地球温暖化の克服など社会活動を続けていく」と決意を述べました。

 

一方、ルーテル世界連盟のムニブ・ユナン元議長(=写真上)は受賞者スピーチで、「宗教は対話と正義、共生のために存在する。宗教の役割は人種や民族を問わず共通の価値を追求することだ」と語りました。さらに朝鮮半島の分断について、「私たちは皆、神の下では同じ人間だ。分断は常に悪いものであり、統一は必然的なもの。次第に段階を踏んでいけば、いつか半島は一つになるだろう」と強調しました。

セネガル共和国のマッキー・サル大統領は、国内の日程で出席できず、アマドゥバ・セネガル外相(=写真上)が代理で授賞式に出席。ビデオメッセージを寄せたサル大統領は、鮮鶴平和賞を受賞した感想を「平和と人類の兄弟文化を作りなさいという奨励の意味と考えている」とし、「この賞をセネガル国民に捧げたい」と述べました。また、賞金全額をアフリカ連合(AU)の平和基金に寄付する考えを示しました。

また、同日午後にはワールドサミットの分科会が開かれ、世界各国の元・現職首脳たちで構成する「世界平和頂上連合」(ISCP=International Summit Council for Peace)やファーストレディーたちでつくる「世界平和ファーストレディー連合」(IAFLP=International Association of First Ladies for Peace)などの会合が開かれ、「共生・共栄・共義」の普遍的な価値を広め、世界平和を実現するための方策などが話し合われました。

 

ワールドサミット2020 が韓国で開催

■世界の言論人500人が一堂に 「国際平和言論人協会(IMAP)」を創設

UPF主催の「ワールドサミット2020」がいよいよ2020年2月3日から開幕します。これに先立ち、2日、ソウル市内のロッテホテルソウルで「2020世界平和言論大会」が開催されました。

大会は世界日報、韓国セゲイルボ、米ワシントン・タイムズが共催で「『共生・共栄・共義』の世界を実現するためのメディアの役割の確立」をテーマに掲げ、世界各国のメディア関係者をはじめ学者、財界人など約500人が参加。持続的な平和を実現するために言論、メディアが果たすべき役割と責任について、熱気あふれるプレゼンテーションや質疑応答が行われました。

また、文鮮明・韓鶴子総裁夫妻の提唱によって、1978年から40年以上にわたって行われてきた「世界言論人会議」の功績を振り返りながら、今大会ではその土台の上に、新たな時代の言論人ネットワークとして「国際平和言論人協会」(IMAP=International Media Association for Peace)の創設が提案されました。

ジャーナリスト、学者、国連機関の関係者などがパネリストとして登壇した討議セッション(=写真下)では、技術革新によるメディアビジネスの激変や、SNSなどのソーシャルメディアの発展の一方でフェイクニュースの問題がクローズアップされていることを踏まえ、「極端な論理や葛藤を克服する言論の価値が再評価されるべき」「今こそ民主主義と平和の価値を守護する言論人としての自負を」などといった意見が出されました。

セッションに続いて、主催者からIMAPの創設が提案され、「社会の責任と道徳的義務を果たすメディアとなる取り組みを推進する」「徹底した正確姓、公正さを保障しジャーナリズムへの信頼を回復する」「報道において個人的な偏見を排し、読者の尊厳性を守るために最善を尽くす」などの目標を謳った「宣言決議文」を満場一致で採択しました(=写真上)。

今後、世界各国の良心的な言論人が集まり、「共生・共栄・共義」の普遍的な価値を共有しながら世界平和に貢献する言論人のネットワークが広がることが期待されます。

 

ワールドサミット2020開幕 120カ国から6000人が参加

UPF主催の「ワールドサミット2020」が2020年2月3日、韓国京畿道高陽市にある国際展示場「KINTEX」で盛大に開幕しました。ワールドサミットには前・現職首脳約150人のほか、国会議員や宗教指導者、メディア関係者、ノーベル賞受賞者など120カ国から約6000人が参加し、世界平和のために「共生・共栄・共義」主義を広める活動を推進することを確認しました。

3日午前に行われたセッションでは、トーマス・ウォルシュUPF世界議長が「今回のサミットは会議をただ並べたのではなく、多くの課題を抱える状況下でも変わることのない普遍的な価値を伝えることが目的だ」と強調しました。 また、クリストファー・ヒル元米国務次官補は、核開発を続ける北朝鮮について「共生・共栄・共義に全く関係ない国になってしまった」とし、「全世界は共通の価値観を持って北朝鮮が核兵器を手放すように説得する必要がある」と訴えました。

ほかにも、グッドラック・ジョナサン元ナイジェリア大統領や世界3大投資家の一人とされるジム・ロジャーズ氏らが講演しました。 夜には歓迎晩餐会が開かれ、華やかに演出されたバレエ公演に参加者らは大きな拍手で応えました。 ワールドサミットは、「世界平和頂上連合」(ISCP=International Summit Council for Peace)総会が開かれるほか、「世界平和議員連合」(IAPP=International Association of Parliamentarians for Peace)や「平和と開発のための宗教者協議会」(IAPD=International Association for Peace and Development)など多くの分科会が行われます。

宗教和合への願い集め「1つの水のセレモニー」

■ハワイで国連「世界諸宗教調和週間」記念行事

UPFハワイが主催する国連「世界諸宗教調和週間」記念イベントが2月26日、ホノルルのハワイ大学キャンパス内で開催されました(=写真上)。第3回となる同イベントには、地元の宗教指導者や平和大使など約60人が参加しました。

冒頭、ハワイ・ニー教会のロコオル・クィンテロ牧師と同教会の3人の信徒が、貝殻でできた伝統楽器を荘厳に奏で、式の幕開けを高らかに宣言しました。続いて、主催者を代表し、UPFハワイのジェフ・ナカマ事務局長が歓迎の辞を述べました。

ハワイ州知事とホノルル市長から贈られた祝電が紹介された後、「Ohana(ハワイ語で家族の意) Family of the Living God」教会のセイジ・チー牧師が登壇しました。チー牧師はUPFなどが協力して昨年12月に米ニュージャージー州で創設された世界聖職者指導者会議(WCLC)のメンバー。あいさつの中で、チー牧師は「平和は私とともに始まる(Peace Starts with Me)」のメッセージを旗印に、全世界で活動を展開するUPFの韓鶴子総裁の平和理念を高く評価しました。

この日のイベントではこのほか、今年2月に韓国ソウルで行われたワールドサミット2020の様子がダイジェスト映像で紹介され、平和の実現に向けて宗教指導者と政治指導者による対話と協力が重要であることを確認。参加者らは、同サミットの成果として位置づけられた「平和と開発のための宗教者協議会(IAPD)」と「世界平和議員連合(IAPP)」の連携強化が必要との考えで一致しました。

この日のハイライトとなった「We Are One Water Ceremony」(1つの水のセレモニー)では、最初に米国聖職者指導者会議(ACLC)のアーニイ・ホー牧師がセレモニーの意義について説明。各宗教・宗派の代表者が手にしたグラスの水を1つの大きな容器に注ぐことで宗教和合を象徴し、世界平和を祈願するというもので、キリスト教、仏教、イスラム教など8つの世界の主要宗教の代表者が祈りを捧げた後、手にした水を容器に注ぎました(=写真下)。すべての水が注がれた後、参加者全員で1分間の祈祷を捧げました。宗教和合を願い1つに集められた水は後日、3つに分けられ、オワフ島や太平洋諸島地域の代表的な山、海、平地のパワースポットなどに注がれました。

参加者は最後に、国連「世界諸宗教調和週間」の趣旨に賛同し、そのための活動を推進することを謳った決議文に署名しました(=写真下)。

アルゼンチンで子供の教育支援を行う女性指導者を平和大使に任命

■今年のピースロードプロジェクトの実施計画も検討

UPFアルゼンチンは1月21日、同国東部に位置するエントレ・リオス州にあるキリスト教会内で、カトリック系奉仕団体「メンサロエス・デ・フランシス」の創設者であり、代表を務めるサンドラ・ヴィラルヴァ女史を平和大使に任命しました(=写真上)。ヴィラルヴァ女史は、子供たちの健全育成のための教育プログラムなどを国内各地で実施しています。

任命に先立ち、UPFアルゼンチンのミゲル・ヴェルナー事務総長がUPFのビジョンを説明した後、そのビジョンに沿って全世界で展開されているUPFの活動を紹介しました。

次に平和大使であるグスタヴォ・オリバ氏に「コモングッド(公益)&ボランティア」賞が授与されました。UPFアルゼンチンでは、毎年、国連「国際ボランティアデー」(12月5日)にちなんで、これをサポートするための記念行事を企画していますが、特に同国内で卓越した活動を行っている個人や団体に対して同賞を贈っています。

このほか、全世界の若者らが民族や宗教、世代を超えて平和のメッセージをアピールしながら各国を縦断リレーするUPF「ピースロード」プロジェクトについて、過去に同プロジェクトに参加した平和大使らが体験談を語りました。

その上で、今年はエントレ・リオス州と川を隔てたサンタフェ州をつなぐ自転車リレーを企画してはどうかとの提案が出されました。1969年に両州を隔てるパナラ川の川底に地下トンネルが完成し、開発が遅れていた河川全域の経済的発展をもたらしましたが、参加者らはピースロードへの取り組みをつうじて経済のみならず、平和文化を広げていきたいとの認識を共有しました。